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サイバー空間での刑事的規制と共通ドメインモデルー公職選挙法違反と著作権違反の相違と類似ー
○赤岩順二(明大)
様々な活動がサイバー空間で行われ、人々がサイバー空間に常時接続するような環境において、なんらかの政策的目的を実現しその規制の実効性を高めるために刑罰が用いられるようになっている。たとえば、2012年には著作権法が改正され違法ダウンロードが刑罰化され、2013年にインターネット選挙運動が一部解禁された際の刑罰規定がある。政策目的等が異なるこれらの二つの立法を素材として、サイバー空間における刑事的規制の適用領域を考えるために、共通ドメインモデルとして捉えることの必要性を明らかにしてみたい。

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