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ノートやタブレット端末における筆記状況の推定と話者支援システムへの応用
○江木啓訓(神戸大),尾澤重知,森 裕生(早大)
本研究では,講演や講義における受講者の反応をフィードバックすることを
目的としている.特に大人数の参加者がいる場合において,全体の興味・関
心や理解の度合いを把握することは難しい.このような場をインタラクティ
ブなものに活性化させるためのシステムやプレゼンテーション手法が研究さ
れている.しかしながら,それらの多くは参加者の能動的な行動を前提とし
ている.本稿では,ノートやタブレット端末を用いた手書きメモの作成に注
目し,ボールペンやスタイラスといった筆記具の状態から参加者の状況を推
定する手法を導入する.予備実験の結果を踏まえて,対象とする講演や講義
の場面におけるシステムへの応用について議論する.

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