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注視点情報を用いた確率的ソフトウェアキーボード入力方式
○萩谷俊幸,加藤恒夫(KDDI研)
近年、スマートフォンやタブレットのみならず多くの機器でソフトウェアキーボードを用いた文字入力が一般的となっている。文字入力の際、入力した文字や候補単語を確認するなど、キーボードと異なる領域を注視しながら入力することは少なくないが、それが入力誤りの原因となりうる。解決策の一つとして、期待されるタッチ位置の誤差範囲に応じて候補単語の探索空間の大きさを調整することが考えられる。本報告では、タッチ位置と注視点間の距離と、所望の位置に対するタッチの分散の関係をモデル化し、そのモデルを確率モデルに基づくキーボードに組み込むことで、候補単語の探索に注視点情報を反映する方法を提案する。

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