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エリアワンセグを併用した津波避難ナビシステムの実証実験
○板宮朋基(東京工科大),山岸 亨(JVCケンウッド)
講演者は、津波等の災害発生時に、避難行動の意思判断を支援する
『デジタル皆助ナビ』の研究開発と実証実験を行っている。2012年
より、発災後の津波の様子などをリアルタイムに配信することがで
きる「ワンセグ型エリア放送システム(エリアワンセグ)」を組み
合せた新たなシステムの開発に着手し、南海トラフ巨大地震で国内
最大級の津波高が想定されている高知県黒潮町において、国内初の
実証実験を実施した。地元の住民11名が、避難ナビシステムと、
町内3カ所に設置されたカメラからのライブ映像をスマートフォン
で確認しながら移動したが、ルートを外れることなく、高台の避難
場所まで予想より短い所要時間で到着できた。自動車における稼働
実験も行い、成功した。

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