情報処理学会 第76回全国大会講演要旨

日本の鉄道路線はとても複雑である。その為、高度なコントロール技術と
緻密なスケジューリングにより管理されている。しかし線路の保守作業を
行うための保守用車両は軌道回路による位置管理がされておらず衝突の危
険性がある。過去に行った報告では専用機器を車両に搭載しGPSとジャイ
ロセンサーによって同じ経路に車両が侵入しないようファジー推論や
Support Vector Machineを用いて経路分類を行っていた。本研究では
スマートフォンのセンサーを用いることで、従来の専用機器の利用と
比較して分類器の実現においてコスト削減が可能となることを示す。