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車車間通信対応車載機器の試験を考慮した車載S/Wシミュレータ結合手法の提案
○嶋井優介,桐村昌行,松本利夫,下谷光生,岡田伸輝(三菱)
一般に、車載S/Wのシステム試験では、ブラックボックス試験等に基づいた試験パタン作成、実車を用いた走行試験等を行っている。しかし、試験パタン作成は作業負荷が大きい、また走行試験は実車導入にコストがかかる等の問題がある。上述の問題は、将来車車間通信が実現された場合に益々顕著になると考えられる。そこで我々は、1つの交通シミュレータと、複数の車載S/Wシミュレータとを結合する装置を設けることで、試験パタン作成を自動化し、シミュレータ上で車載S/Wの車車間通信の試験を可能する手法について提案する。結合装置は、操作者が入力するイベント発生指示を受け、交通シミュレータから状態を取得しつつ各車載S/Wシミュレータに状態設定を行うことで、試験パタンを生成する。

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