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計測値に基づいた性能モデルの誤り検出
○木村大地,河津正人,矢野尾一男(NEC)
ソフトウェアや情報システムの性能を予測するために、待ち行列やペトリネットなどの手段でモデル化する方法がある。
このような性能モデルでは、各スレッドのCPU使用率など、複数のパラメータが含まれる。
これらのパラメータは、理論値や低負荷の場合の計測情報から導き出される場合が多い。
しかし、そのようなパラメータを用いた場合の性能モデルの予測値が、実際の計測値からずれることがある。
計測値をもとにパラメータを調整することで、より実態に即した性能予測を行う必要があるが、複数のパラメータの中のどれを調整するのが妥当かという問題がある。
本稿では、計測値に基づいて、どのパラメータに誤りが含まれているかを検出する方法を提案する。

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