情報処理学会 第76回全国大会講演要旨

広帯域な光無線通信のための、複数の点光源と高速カメラを用いた
システムの構築を目指す。近年の高性能カメラでは毎秒1億画素以
上の撮像が可能であり、そのような高レートのデータに対して、明
るさ・色調補正やノイズ除去フィルタなどの基本画像処理、移動す
る点光源の認識と追従、エラー訂正や復号などをリアルタイムで処
理することは困難である。我々は、ソフトウェアと再構成可能ハー
ドウェア上の画像処理アクセラレータからなるシステムを構成し、
動作記述言語による高位合成を活用したソフト・ハード協調設計を
行う。本稿では、光源を追跡するハードウェアモジュールの設計に
ついて述べる。