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単方向性制約伝搬に基づく業務システム構築法の提案
○桑山浩希,中西義尚,金田重郎(同志社大)
一般の業務システムでは,宣言的な業務規則を,手続的にプログラム化
しているため,業務規則・プログラム間のセマンティックスギャップが大きい.
この問題を解決するため,業務規則を制約として表現する手法が提案されている.
しかし,データ伝搬が双方向性のため,ユーザとのインタラクションが
増加する課題があった.一方,現実の業務規則では,
(1)データ伝搬が一方向性であり,(2)個々の処理事例の独立性が高く,
他の処理事例との比較集計処理がない場合も多い.
そこで,本稿では,データ伝搬が一方向性であることを利用し,
インタラクションを削減できる,一方向性の制約記述を用いた
業務システム構築法を提案する.提案手法を税務処理に適応し,
システム構築法の妥当性を確認した.

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