6ZC-4
コンピュータビジョンを用いたリアルタイム力学運動解析システムの開発
○中川 玄(阪工大)
物理学の教育・学習用途に,力学実験の実施及び解析を目的とした統合的システムの開発を行なった.本システムはPCとWebカメラを用いて撮影された運動物体の映像より,コンピュータビジョンを用いて物体の軌跡の自動認識を行ない,運動解析結果の可視化を可能とする.このシステムを用いてボール等の物体の運動を撮影すると,撮影と同時に画像処理と運動解析が行われ,リアルタイムにその運動軌跡と位置・速度・加速度を示すことができる.これにより,学習者は自らの手による実験から運動物体の速度,加速度および力の作用変化を,その場でグラフ等により定量的に視認可能となり,運動と力の作用の関係を直観的に理解することが可能となった.

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