6X-8
マルチプラットフォーム対応の配達証明付きデータ送受信フレームワーク
○宮嵜仁志(名工大),毛利公美(岐阜大),白石善明(名工大),野口亮司(豊通シスコム)
 パーソナル情報はセンシティブな情報であるため,データの悪用を防ぐような運用が求められる.そのための技術の一つとして配達証明を本研究では注目する.
 これまでに様々な配達証明付きデータ送受信プロトコルが提案されている.配達証明付きデータ送受信プロトコルを実装するにはライブラリで支援できる暗号演算の他に,プロトコルの流れの制御や状態管理といった機能が必要である.これらの機能はライブラリだけで支援できるものではない.
 本稿では, Javaによるマルチプラットフォーム対応の配達証明付きデータ送受信フレームワークを提案する.そしてフレームワークを用いてサンプルアプリケーションを実装し,ホットスポットとフローズンスポットのステップ数からフレームワークによる実装の支援ができていることを評価する.

footer 情報処理学会 セキュリティ プライバシーポリシー 倫理綱領 著作権について