6U-3
CGと実写間の質感補正における領域の対応付け
○武藤友香,菅野智世,吉田眞澄(筑波学院大)
筆者らはこれまでに建築物のCG映像と実写映像間の質感のズレを補正する技術を開発した.その継続研究として,目視で行っていた補正領域の検出を画像処理技術によって自動的に行う方式を検討した.一般に領域抽出は画像内のテクスチャの区分によって行うが,テクスチャの定量化が難しい.これを回避するために,筆者らはラスタ走査によって画像の探索を小領域から大領域へと階層的に進め,そこからテクスチャ特徴の時系列的な変化を統計的に処理することで対処した.その結果,これまで目視によって行っていた建築物の画像要素である屋根,壁,柱を自動検出できる方式を構築した.実験では目視と同程度の結果が得られ,方式の有効性が確認できた.

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