6T-7
ユーザの言い淀みによる発話の誤分割を事後的に回復する音声対話システム
○堀田尚希,駒谷和範,佐藤理史(名大)
音声対話システムでは,エンドポインティングを間違うという問題点がある.この問題の一部分として,ユーザが言い淀んだ状況では,システムが本来は1発話であったユーザ発話を誤分割することがあげられる.本研究では,発話を結合することで,ユーザ発話の誤分割を事後的に回復するシステムの構築を目指す.我々はまず,ユーザの発話が終了したとみなしてよい発話間隔を調べ,これを閾値とした.そして,ユーザ発話の間隔が閾値以下であれば,2つに誤分割された音声ファイルを,言い淀んだ部分を削除した上で,結合するシステムを構築した.評価実験として,収集されたデータをシステムで認識させたところ,適切に認識できることを確認した.

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