6T-1
未知語の存在を考慮したユーザ発話のドメイン推定
○高橋裕己(早大),中野幹生(ホンダ・インスティチュート・ジャパン/早大),菅野重樹(早大)
マルチドメイン対話システムにおいては,ユーザの各発話がどのタスクドメインの発話かを判定する必要がある.このとき,ユーザの発話の中に未知語,すなわち音声認識・理解部にとっての未登録語が存在すると,音声認識・理解の誤りが生じて,ドメインの判定が難しくなる.特に,ロボットが新しくものの名前を覚えるようなタスクドメインでは,未知語が発声される確率が高い.本論文では,未知語が存在する状況でのドメイン判定の精度向上のために,音声認識確信度や文型との適合性などの特徴を用いて未知語検出とドメイン選択を同時に行う手法を提案する.また,提案手法を発話コーパスに適用したドメイン推定・未知語検出の実験の結果を示す.

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