6S-7
社会シミュレーションにおける評価関数を用いた人間の価値観の表現
○上鍋秀幸,能登正人(神奈川大),森住哲也(ネッツエスアイ東洋),木下宏揚(神奈川大)
現実社会において,人々は自身の価値観に基づいて物事を判断し行動しており,人間の持つ価値観は十人十色である.
そのため,人間の多様な価値観を適切に表現・記述することは難しい.
本研究では,群知能アルゴリズムであるPSOを用いたエージェントベースの社会シミュレーションモデルを提案する.
各エージェントには様々な評価関数を与え,これらの評価関数の違いは現実社会における人々の多様な価値観のアナロジーとみなす.
各エージェントが情報交換を行う環境をコミュニティとし,コミュニティ環境の違いや,所属するエージェントの数や評価関数の特徴によって,情報伝播の過程を明らかにした.

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