6S-4
Social Particle Swarm: 関係性ダイナミクス分析のための自己駆動粒子系モデル
○西本恵太,鈴木麗璽,有田隆也(名大)
我々は自己駆動粒子系が社会的ダイナミクスの分析にも利用可能であると考え,これに基づいた社会モデルSocial Particle Swarmを提案する.各粒子が個体を表し,各個体は状態として戦略を保持している.各個体は,近隣の個体と自らの戦略の組み合わせ,二体間の社会的相互作用を表す利得行列,および二体間の距離によって定められる利得に基づいて運動を行う.具体的には自らに利益をもたらす個体には近づき,自らに損害を与える個体からは離れるように移動する.本研究では利得行列として囚人のジレンマゲームを適用した.粒子挙動によって表される社会的ダイナミクスの分析を行った結果,協調者集団の生成と崩壊が繰り返される様子が観察された.

footer 情報処理学会 セキュリティ プライバシーポリシー 倫理綱領 著作権について