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物語文における心情推定の研究
○段  磊,小山 聡,栗原正仁,佐藤晴彦(北大)
今までの人間の知能において、主に事実に関する推論を中心としている。しかし、心情に関する推論は事実に関する推論と並ぶ重要な要素であり、それを計算機で実現することは人工知能の基礎研究として学術的に重要である。本研究では、人間を対象とした国語教材の心情推定問題を計算機で解く、というチャレンジングなタスクを設定することで、現在の感情推定技術の限界を明らかにし、技術的課題を明確化して研究を促進する点に特色がある。さらに、この研究を通じ、自動読み上げによる文学作品へのユニバーサルなアクセス手段の提供や、教育分野における心情読解に対する支援の実現に貢献することが期待できる。

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