6P-3
一人用ゲームのマルチプレイ化の演出法
○樋口朱理(法大)
 本研究では一人用シンプルゲームの楽しさを引き出す演出法の提案を行う。本来のゲーム性を生かしつつ、様々な演出を加えることで、プレイヤーに楽しいと評価されやすいゲームを目指す。近年のゲームは様々な効果で差別化をはかり、演出力豊かなものばかりである。そのために知力や洞察力を試すゲーム性が高いものにも関わらず、妥当な評価を受けられないゲームが数多く存在する。

 そこで本研究では、マインスイーパを対戦型マルチプレイにするアプローチを一例として行う。複数人向けの音声入力を導入し、マルチプレイを可能にすると同時に、声で操作する感覚的な楽しさを与える。さらに個々のスキルに合わせた制限時間を与えることで、挑戦する楽しさとフロー体験を与え、視覚効果と聴覚効果を取り入れることで、想像する楽しさを誘発する。

 それらの演出効果によりプレイヤーに与える影響を分析する。AHPを用いた評価を行い、どの要素がどの程度有効性があるのか分析する。

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