6N-10
インタラクティブな要約と内部構造の可視化によるスライド推敲支援システム
○竹島 亮,大平茂輝,長尾 確(名大)
研究者にとって、自身の研究内容や成果を口頭発表することは重要
なタスクである。しかし、発表に用いるスライドは研究内容の理解
に大きく影響を与えるにも関わらず、その推敲は容易ではない。特
に、経験の浅い学生の場合、スライドの完成度を自身の評価観点で
のみ評価してしまい内容の不足に気づかないということが起こりや
すい。そこで本研究では、機械的な処理であるスライド要約を、ス
ライド作成プロセスの一部として組み込むことにより、ユーザが内
容の不足に自主的に気づいてスライドの推敲を進めることのできる
仕組みを実現した。スライド内容の不足と修正すべき箇所にユーザ
が気づきやすくなる方法として、スライドの要約率をインタラクテ
ィブに変更できる仕組みと、スライド要素の構造を可視化する仕組
みの2つを実装した推敲支援システムを構築した。

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