6M-8
道路情報を用いた古地図の自動位置合わせ手法
○亀ケ森理史,川嶋稔夫(はこだて未来大)
文化財のディジタルアーカイブ化によって古地図などの貴重なデータが
以前よりも容易に扱えるようになった.
古地図は当時の様子を空間的に把握する上で貴重な資料である.
また,近年ではGPSと連携した街歩きのコンテンツとしても利用されるようになった.
古地図の重ね合わせはそれらを利用する上で最も一般的な手法であるが,
古地図の特徴である幾何歪みや表現方法の違いにより必ずしも容易でなく,
ましてや道路ベースでの密な重ね合わせには,目印となる特徴点は数百もの数が必要となる.
しかもその作業のほとんどが人間の手によって目視で行われてきた.
提案システムではそれら古地図の密な重ね合わせを道路情報の抽出によって自動化し,
時間やコストの削減へとつなげる.

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