6M-2
GPGPUを用いた遺伝的アルゴリズムにおける近傍モデルの実装について
○山本英之,渡辺 郁(大阪電通大)
Graphic Processing Units(GPU)はCPUよりも高い浮動小数点演算機能を持ち、近年科学技術計算や数値計算を高速に並列計算させるために用いられている。
GPUは単純な計算処理を並列に多数繰り返すことに秀でたアーキテクチャをしている。そのため、遺伝的アルゴリズム(GA)の分野においてもGPUによる集団や個体を並列分散化させることにより、高速化を図る研究がいくつかなされている。そこでは主にアイランドモデルが使用されており、近傍モデルは使用されていない。
本研究では遺伝的アルゴリズムをGPUで効率的に動作させる近傍モデルの実装手法を提案する。GPUのアーキテクチャに着目し個体の遺伝的操作を効率的に行えるように実装し、単純な分散GAや他のモデルとの比較・検討を行った。

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