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ノッチ周波数可変な櫛型フィルタのノッチ間隔の一定性に関する考察
○迫 和孝,内匠 逸,船瀬新王(名工大)
我々は環境電磁波の観測を行っている.
ところが,観測信号には商用電源を起因とした雑音(以下,商用電源雑音)が混入する.
商用電源雑音とは,50/60[Hz]と高調波で構成されているが,0.1[Hz]程度の周波数ゆらぎが存在する.
そこで,一般的な櫛型フィルタを改良し,ノッチ周波数を可変にすることにより,観測信号から商用電源雑音の除去を目指す.
本研究では,実装準備としてフィルタ特性の調査を行った.

商用電源雑音は各高調波の周波数間隔は常に一定であるため,提案手法のノッチ間隔は一定となる必要がある.
調査を行ったところ,提案手法のノッチ間隔は従来の櫛型フィルタと異なり広がることが分かり,原因を特定した.

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