6J-7
SVMによる笑顔度推定技術を用いた音楽療法効果の評価方法に関する検討
○嶋田敬士,野口祥宏(旭化成),山田 亨(産総研/茨城県医療大),山崎郁子(茨城県医療大/東京工科大),高崎友香,三ツ井詠子,小堀英子,丸山徳子,山崎克江,長島律子,池田恭敏,岩井和子(茨城県医療大)
病院でのリハビリテーションの一環として行われる取り組みの1つに、音楽療法士が音楽の力を意図的・計画的に利用して、心身の障害の回復や機能の改善に役立てる音楽療法がある。
従来、その効果の評価は、病院や音楽療法士が各々独自に設けた評価基準と介入内容の記録などを通じて質的・量的に試みられてきたが、患者の症状や回復状況が様々なことなどから、客観的で統一的な評価方法を確立することは非常に困難であった。
そこで我々は、心身賦活に伴って広く見られる表情変化である笑顔に着目し、顔画像からSVMにより笑顔度を推定する技術を用いて、音楽療法時の患者の笑顔度の変化を定量的に測定することを提案し、その測定結果を用いたリハビリテーション効果の評価方法について検討を行った。

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