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異文化交流実践講座(Cross-Cultural Distance Learning: CCDL)の学習効果調査:ソーシャル・スキルは向上するのか?
○中野美知子,近藤悠介(早大),小泉大城(サイバー大),平澤茂一(早大)
この報告では、大学で学ぶ実践的な英語会話能力のうち、卒業後の
社会生活でも必要なコミュニケーション能力や対人関係の能力を
育成しているかを調査するものである。ソーシャル・スキルと
呼ばれるものには、基本的な英会話のスキル、上級英会話能力、
感情をコントロールでき、難しい会話の状況に対処できる能力、
仲良くなれるような発話を心掛けること、自己主張が強く、相手が
不快感を持っても発言をやめないことなどが含まれる。このような
対人関係の能力は、異文化の学生たちと会話することで、顕著に育成
されていく:中野・吉田(2008、2009、2010、2011)。4年間の研究により、
質問項目を50項目から、35項目へ、さらに24項目にまでに絞ることに成功した。
交流の後にアンケート用紙を配布し、283名から回答を得た。因子分析の結果を
報告し、どのような授業形態が学習効果を向上しているかを示す。

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