情報処理学会 第75回全国大会講演要旨

　鉄道や自動車などの車両内機器を、車内ネットワークおよび無線
通信で結び、機器の状態情報を収集・活用するサービスが増えてい
る。各伝送インフラの伝送能力差の影響を受けずに必要情報を確実
に収集、配信するため、収集条件に基づき収集、配信する収集装置
を検討している。
　収集装置は、車外サービスの進化に追従するため、収集条件の追
加に対応することが求められると同時に、組込装置として計算リソ
ースの制限が発生することから、追加される収集条件に対する収集
条件判定処理の効率化が求められる。
　以上の背景から、収集条件の集約と、収集条件の判定順序の最
適化による効率化を図り、判定処理時間を短縮する提案を行う。