6A-4
仮想化ソフト上で動作するゲストOSのリアルタイム性評価
○井邊研吾,攝津 敦,落合真一(三菱)
本稿はオープンソースの仮想化ソフト「KVM」上で動作するゲストOSの
リアルタイム性を評価したものである。仮想化技術により従来のOSや
アプリケーションを新しいH/Wで動作させることや複数のOSを共存させることが
可能となる。我々はこの技術のリアルタイム性が要求される産業用システムへの適用可能性を検討している。仮想環境ではリアルタイム性の低下が考えられるため事前の評価と改善が必要となる。そこで、応答性阻害要因を探るべく、様々な負荷をかけて周期起床するプログラムの応答遅延を評価した。評価の結果、仮想マシンのI/Oに負荷をかけた場合に大幅な応答遅延が発生することがわかった。この測定結果と、改善策を報告する。

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