6A-2
VM間同期における性能評価とI/O性能の解析
○佐藤隆佑,伊藤孝之,鶴  薫(三菱)
専用のH/Wを必要としないフォールトトレラント(FT)技術として、
ソフトウェアFTがある。実装方法の一つとして、運転系の仮想計
算機(VM)の状態を待機系に絶えずコピーし、運転系の故障発生時
に待機系のVMが処理を引き継ぐ方法がある。この方法では、故障
発生による切り替え時に外部に対するI/Oの整合性を保つため、
I/O発行時に双方のVMを同じ状態に同期させる必要がある。この
同期を行うためにI/Oの発行を保留するので、I/O性能が低下する。
本発表では、VM間同期にKVM/kemariを用いた場合における性能評
価結果について報告する。また、このときに生じるI/O性能低下
の原因について解析した結果を報告する。

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