5ZF-1
大阪を対象としたサウンドスケープ研究へのアプローチ
○永島元貴,井出 明(追手門学院大)
本研究は、街のもつ「音の風景(サウンドスケープ)」をデジタルデータとして取り扱う為の基礎的アプローチである。定点における一日の通じた音情報をICレコーダに記録し、それぞれの音が持つ意味情報をメタデータとして付与した。そして、収録した音の内容を"交通音""生活音""自然音",etc.などに分類し、それぞれの音のメタデータの把握を試みた。本稿では、大阪を代表するキタとミナミを比較対照し、類別したメタデータを用い、オントロジーによって二つのエリアの階層構造の違いを明らかにした。その結果、情報科学の手法により街を特徴づける「地域の音」を確認した。

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