5ZE-7
生鮮水産物を対象としたサプライチェーン・マネジメント支援システムの構築
○芦野健太郎,堀川三好,菅原光政(岩手県大)
生鮮水産物の消費は食生活の変化に伴い需要が多様化している.また、季節や産地により水揚げ量や品種が異なり、需要に合わせた供給を行うことが難しい.そのため、鮮度を考慮しながら流通全体を統合的に管理し、需給調整を図ることが求められている.
 本研究では消費者と直に接する小売業者を中心とした消費地に着目し、生鮮水産物流通を対象に情報共有を中心としたサプライチェーン・マネジメント(以後、SCM)を提案する.上流と下流間における情報共有や需要の吸い上げといった機能を持つSCM支援システムを構築し、その運用結果を報告する.これにより、消費地における生鮮水産物流通を対象とした需給調整実現に向けた情報技術活用の課題をまとめる.

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