5ZC-5
会話状態検出とPC操作履歴による割り込み拒否度推定法の検討
○橋本 賢,青木和昭,田中貴紘,藤田欣也(農工大)
ユーザの情報提示制御に向けた、PC操作履歴による
割り込み拒否度推定をこれまでに提案してきた。
しかし、作業中の会話によるPC作業量の低下を要因として拒否度が
低く誤推定される問題点が指摘されていた。
そこで本研究では、音声情報に基づく会話状態を用いて、
割り込み拒否度推定法の改善を検討した。
会話状態推定には、Wavelet変換を利用して会話音声の特徴である
基本周波数・第1フォルマントの周波数とその時間変化を用いた。
実験と分析の結果、「会話中」「会話終了直後」の2状態において
拒否度に傾向が確認された。さらに、会話状態推定機能を従来手法に組み込む事で、
特に拒否度が高い状態を低く推定する誤推定が減少する事が確認された。

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