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不採用通知メールを題材とした就職難という世相を表現するインタラクティブコンテンツ
○小林功介,辻本拓也,安本匡佑,羽田久一,太田高志(東京工科大)
 2012年10月の就職内定率が6割を切り、就職難と叫ばれて久しい。
多くの就職活動生(以下就活生)は、いくつもの企業の選考を受けてもなお
内定を獲得することができず、その代わりに数多の「不採用通知メール(通称 お祈りメール)」を
受け取っている。
 本研究では、お祈りメールが就活生に与える虚しさに着目し、
これを題材にしたインタラクティブコンテンツを開発することで、
就職難という昨今の世相の皮肉的な表現を試みている。神社の参拝を模した
お祈りのジェスチャーに反応して、映像と音楽に併せて加工したお祈りメールの
文面を提示する作品である。
 なお、このコンテンツは今年10月30日から1週間に渡って開催された
東京デザイナーズウィーク2012に出展され、閲覧者の好意的な反応を多数得た。

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