5Y-3
無線LANの集中度合とQoSの基本特性の一検討
○磯村美友,熊谷菜津美(お茶の水女子大),村瀬 勉(NEC),小口正人(お茶の水女子大)
近年、モバイルルータやテザリングなどを用いたパーソナルな移動無線LANシステムが利用される機会が増えている。人間と一緒に移動する移動無線LANは、会議などの場合、1カ所に多くの無線LANが集中するというケースが発生する。
そのような場合、無線LAN電波の影響が互いの無線LANのスループットなどのQoSを低下させる恐れがある。特に、多くの無線LANが近接すると、近隣のチャネルを使わざるを得なくなるため干渉による大きな影響が想定される。さらに、同じチャネルを共有せざるを得なくなる無線LAN同士が帯域を取り合い競合するため、ますますQoSが劣化してしまう。
このような、QoS低下のメカニズムの解明と基本的なQoSを実機を用いて定量的評価を行った。

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