5Y-1
無線ネットワークにおけるフロー特性を考慮したQoS制御方式の検討
○赤石健一,高橋 修,中村嘉隆(はこだて未来大)
無線LANは有線と異なり,障害物や電波干渉の影響によって通信品質が
大きく変わるので,安定した通信を行うためのQoS制御が重要性を増している.
無線LANの規格であるIEEE802.11eEDCAでは,4つの優先度でフレームを
区別し,優先的に送信することによりQoS制御を実現する.
しかし,同じ優先度内でトラフィックが増大するとその通信品質が
劣化する問題がある.本研究では,トラフィックの負荷が高い場合においても
QoS保証を実現する方式について検討する.具体的にはトラフィックの
状況によって各優先度のキューのサイズを動的に管理するとともに,
各キューからフレームを取り出しする制御パラメータを最適化する.
シミュレーション評価により提案するQoS制御方式の有効性を示す.

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