5W-6
通信途絶拠点との情報転送プロトコル実装の提案
○秋山洋平,小林亜樹(工学院大)
大規模被災地域内の通信インフラは機能しなくなり、各拠点で人的・物的な
被害状況、安否情報などの災害情報の収集、共有が困難となるため、過酷な通信条件に適合させるためDTNの中継転送技術を用いた災害情報共有システムが注目されている.
しかし、通信途絶状態のDTN ノードとは情報共有が行えないため、本研究では、このような拠点との通信プロトコルの要件について検討し、USBメモリなどの蓄積媒体を容易に通信路として利用するための手法について提案する.
本手法では、DTNにおける通信単位であるバンドルをUSB メモリーに書き込めるようにバンドルプロトコルの拡張を行い、併せて、人手による運搬を支援する仕組みを導入することで、通信途絶拠点との情報共有を可能にする.

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