5W-4
移動性と適応的複製回数を考慮したDTNルーティングプロトコル
○逸見健太,小山明夫(山形大)
DTN(Delay / Disruption Tolerant Network)における代表的なルーティングプロトコルであるSpray and Waitは,事前にメッセージ毎の最大複製数を設定する事で複製を抑制している.しかし,事前に適切な最大複製数を設定するのは困難である.また,適切な複製先を選ばないため,データ到達に寄与しないノードへの複製が発生する可能性がある.そこで,本稿では,ネットワークの状況に応じて複製数を適応的に設定し,中継先を選択する手法を提案する.シミュレーションにより,提案手法の評価を行った結果,従来の手法に比べ配送率と遅延時間の性能が向上したことを確認した.

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