5W-3
小型無線端末を用いた災害時情報配信システムの提案と実装
○加藤裕介,塚田晃司(和歌山大)
中山間地域では大規模な災害が発生した場合、交通手段や通信手段の途絶によって孤立してしまう集落が発生する可能性がある。
よって、自助・共助のための災害情報の共有が必要となる。
しかし、既存研究では長距離無線LANを用いているため、障害物の影響を受けてしまうという問題がある。
そこで、不安定な通信環境であっても情報伝達の可能性を向上させる情報配信手法を提案する。
孤立集落間を行き来する歩行者などに小型の無線端末を携帯させ、端末間で通信し情報を共有する。
また、短時間で通信できる効率的な手順を用いることで、情報伝達の可能性を高める。
この手法により、少ない通信機会での孤立集落間および外部との情報共有を可能にする。

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