5T-6
対話音声から受ける4種の印象と分節的特徴との関係の分析
○上野吉弘,政倉祐子,大野澄雄(東京工科大)
人間同士の会話によるコミュニケーションでは、言語情報の他にパラ言語情報や
非言語情報を伝えている。また既存研究により、自然で人間らしいコミュニケーションを
実現するためには、韻律的特徴である声の高さや強さなどに加え、声質を表す分節的特徴も
重要であることがわかっている。
本研究では自然対話中の音声を収録し、その音声に対し評価実験を行うことで発話印象の
定量化を行った。また、韻律的特徴、及び分節的特徴の変化傾向の分析を行い、
特徴の変化傾向を調べた。
その結果、特に韻律的特徴であるPowerと発話印象の程度に関係があることを確かめた。
また母音のフォルマントと発話印象の関係を調べ、発話印象によって母音ごとのフォルマントの
変化に差がある事を明らかにした。

footer 情報処理学会 セキュリティ プライバシーポリシー 倫理綱領 著作権について