5S-5
突入電流波形パターンを用いた家電推定手法の提案
○尾久陽平,大野将樹,沼尾雅之(電通大)
近年徐々に浸透しつつある電力の可視化サービスに関し、
個々の家電の使用状況を認識するためにはそれぞれの家電
に消費電力測定用のタップを装着する必要がある。これは
掃除機などの使用場所が一意に定まらず、コンセントの抜
き差しが頻繁に行われる家電に対しては不都合である。
ここで私は家電の突入電流波形を用い、使用中の家電を
類推する手法を提案する。突入電流を使用する狙いは定常波
よりも極めて大きく発生時間も一瞬であるため、複数家電
使用時の電力波形を合わせて収集した場合でも合成波を分類
し、個々の使用家電が識別できるものと考えている。最終的
には家庭の配電盤一ヶ所で波形を観測し、家庭内の使用家電
を識別することを目標とする。

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