5R-4
パートの重要度を考慮したオーケストラ譜の縮約によるアンサンブル譜の自動編曲
○伊藤 悟,酒向慎司,北村 正(名工大)
音楽の演奏形態の一つであるアンサンブルは、自由な楽器構成が可能な反面、
希望の編成の楽譜が入手しにくいという問題がある。
そこで、この問題を解決する手法の一つとして、
オーケストラ譜の縮約を自動化する方法を検討する。
この方法では、元々存在するフレーズを部分的にそのまま使用するため、
音楽的に問題が少ないアンサンブル譜の生成が期待できる。
このとき重要となるのが、原曲の雰囲気を損なわないようなパートの選択である。
そこで本論文では、再現度の高いアンサンブル譜の生成を目標として、
音響心理学と和声の観点からパートの重要度を定義し、
オーケストラ譜から重要なパートを抽出する方法を提案する。

footer 情報処理学会 セキュリティ プライバシーポリシー 倫理綱領 著作権について