5M-7
ネットワークモデルにおけるボンド・サイト破壊に対する頑健性の比較
○赤池祐樹,吉村 仁,泰中啓一,守田 智(静岡大)
大災害が発生したときの通信網の機能維持は、災害の迅速な対処にとって重要である。しかしながら、ネットワーク網は、災害時に、基地局(サイト)やケーブル(ボンド)が被害をうけ、しばしば分断されてしまう。
このようなネットワーク網の脆弱性は、サイトやボンドの被害の数だけでなく、ネットワーク構造の性質に大きく依存すると想定される。
本研究では、サイトとボンドを同時に破壊することで、破壊の程度に対するネットワークの分断化を定量化する。また、ランダムネットワークや格子モデルなどを用いて、破壊の効果を比較する。
そして、破壊に対して頑健なネットワーク構造の案出と現在のネットワーク網の改善案の提案をしていく。