5L-2
キャッシュメモリ効率化のためのCFG解析に基づくソースコード自動変換ツールの開発
○田邉博之,太田 剛(静岡大)
計算機の処理を高速化する手法のひとつとして、
キャッシュメモリに格納されるデータの時間的局所性と空間的局所性を高め、
ミスヒットを減らすことが有効である。
そのために、動的に割り当てられる構造体の
データレイアウトを変換するInstance Interleaving手法や、
データ圧縮を組み合わせたFACT手法が既に提案されているが、
いずれも適用するためには、データの局所性の動的解析を行い、
プログラマによってソースコードを書き換える必要があった。
本研究では、制御フローグラフにおいて複数のヒューリスティックを用いることで
静的解析のみでデータの局所性を推測、
ソースコードを自動変換するツールを開発した。

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