5K-8
2パス限定投機システムにおけるプロセッサコアの省電力化
○菅野智之,十鳥弘泰,大津金光,大川 猛,横田隆史,馬場敬信(宇都宮大)
当研究室では、ループ中の実行頻度の高い2つの実行経路(パス)を抽出し、その2
つのパスを投機的にマルチスレッド実行する2パス限定投機システムPALSを提案
している。しかし、投機的にマルチスレッド実行するので投機失敗による電力の
コストや、追加したPALS独自の機能の電力のコストが逐次実行と比較して余計
に電力がかかってしまう。したがって本研究では、投機的メモリアクセス機構
にアクセスする値を電力コストが高いメモリアクセス機構ではなく、電力コス
トの低いレジスタファイルに格納することによって投機的マルチスレッド実行に
かかる電力を削減し、システム全体の省電力化を目指す。

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