5K-2
フロントエンド・パイプラインを最小化する命令キャッシュ・アーキテクチャの置換アルゴリズムの改良
○宮永瑞紀,伊達三雄,倉田成己,五島正裕,坂井修一(東大)
マルチコア・プロセッサにおいて,熱密度の抑制や面積効率の改善が
性能向上には重要になっている.コアとして用いられているスーパー
スカラ・プロセッサのリネーミングやディスパッチ・ロジックの回路面積は
膨大であり,利用頻度も高いために発熱も相当に大きい.これらの
複雑なロジックを省略する手法としてディスパッチ後の命令列を
キャッシュに格納して再利用するDispatched Image Cacheが提案され
ているが,現在この手法で用いられている置換アルゴリズムでは
キャッシュの利用効率が高くない.本研究ではDispatched Image Cacheの
キャッシュ効率を向上させる置換アルゴリズムを提案する.

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