5J-7
災害時に大切な人との安否確認や自身の身の安全を図るために必要な情報共有技術
○庄司貞雄,常田 大,松本和樹(日立ソリューションズ東日本)
大規模災害が発生すると、その直後から安否確認や、被災状況確認、避難指示等を目的とした重要通信の要求が急増する。
東日本大震災では、5~60倍の通信要求が発生し、通信サービスの安定的提供に困難を伴った。この状況を改善するため、携帯電話事業者では、輻輳発生時に音声通話などの重要通信を優先させるネットワークリソースの動的変更技術の開発を進めている。
これにより、画像などのリッチメディアコンテンツを多用する現在の災害時向け情報通信サービスの動作が困難になるため、コグニティブ・メディア共有技術を利用した輻輳時でも有効なサービスについて研究を進めている。

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