5H-6
算数困難児を対象とする学習者特性適応型eラーニングシステムの構築
○松永信介,稲葉竹俊,池守 樹(東京工科大)
近年の調査で、発達障がいを併せ有する聴覚障がい児が潜在的にいることがわかってきた。本研究では、そのような聴覚障がい児の中でも特に算数に困難を抱える児童(算数困難児)を対象とし、基礎算術(計数・数唱・足し算・引き算)の習得をねらいとするeラーニング教材の開発とそれを運用するシステムの構築を行った。後者のシステムに関しては、学習の進捗状況に加え、障がいの種類や程度あるいは対象児の嗜好等を考慮した学習者特性の機能を実装した。本発表では、開発教材やシステムの概要を述べるとともに、その実践結果について報告する。

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