5E-6
トークン型ネットワークにおける故障機器の自動離脱および復帰方式の提案
○尾形幸亮(三菱)
 産業用ネットワークの交信方式として、接続された機器間でトークンと呼ばれる1個のフレームにデータを格納して順番に回覧していくトークンパッシング方式が用いられる。 本方式の課題として、故障等で通信不能な機器が発生すると、その機器でトークンの回覧が途絶え、全ての機器が交信不能となる課題がある。
 本稿では、通信不能な機器の前後の機器がトークンの回覧途絶を検知し、通信不能な機器を回覧の対象から外すことで、故障していない機器間でトークンの回覧を再開する自動離脱方式を提案する。併せて、通信不能な機器が復帰した場合に、これを前後の機器が検知して再びトークンの回覧対象に加える自動復帰方式を提案する。

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