5B-4
効率的な機能テスト設計のための欠陥情報の活用方法
○湯本 剛(日本HP),松尾谷徹(デバッグ工学研),津田和彦(筑波大)
ソフトウェアテストにおいて,テストケースを設計するには,要件・設計文書に必要事項が全て記載されていなければならないが,記載されていることは稀である.
この問題に対して,過去の類似ソフトウェアの欠陥分析を行った結果を活用し,補完することで,作業効率を向上させる場合がある.
しかし,欠陥分析の結果の多くは,欠陥が生じた原因の分析を目的にしているため,検証用の分析ではない.それ故,テストケースを設計する情報としてそのまま使用することは困難である.
そこで,本論文では欠陥分析の結果をテストケースの設計に利用するため,テストケースの構成要素を基にした分類フォーマットと作業フローを提案する.

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