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人体通信タグを利用した点滴注射モニタリングシステムの提案
○滝井彩月,村田嘉利,高山 毅,佐藤永欣(岩手県大)
入院患者への投薬の一つとして、点滴注射はひろく利用されている。点滴注射は、一般的に一時間以上かけて投薬することから、看護師が常時監視するのではなく、定期的に見回る態勢を取っている。
そのため、注射針の抜去や薬液が空になったことを即時に知ることは難しい。点滴途中になんらかの理由で注射針が投薬中に抜去された場合には、適切な治療が行えなかったことになる。
また、薬液が空になったまま放置された場合、針の部分が血液で凝固し、次から利用できなくなる。改めて、患者に針を刺す必要が生じる。
本論文では、この問題を解決するため、電界型の人体通信を採用したICタグによる点滴注射モニタリングシステムを提案する。

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