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連結可能匿名化された医療情報の安全管理措置の検討
○平井徹也(名工大),福田洋治(愛知教育大),廣友雅徳(佐賀大),毛利公美(岐阜大),中井敏晴(国立長寿医療研究センター),白石善明(名工大)
臨床研究では,必要な場合に個人が特定できるように連結情報を残す
連結可能匿名化された医療情報が取り扱われる.医療情報に対する
安全管理措置として,現状では連結情報を物理的にアクセスできないように
する方法がとられる.本論文では,円滑に臨床研究の進めるための具体的な
手段として,ネットワークを通じて連結情報にアクセスし,匿名化された
医療情報に対応する個人を特定するような情報システムの構築を検討する.
情報セキュリティの観点から脅威分析を行い,連結情報を暗号化して保管し,
暗号文のまま参照できるようにすること,臨床研究用データと個人情報を
結合せずに閲覧できるようにすることを課題として抽出した.これらの課題を
解決する技術を導入し,脅威に対処できるかを分析する.

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