4ZF-5
津波発生時の避難先推定システム
○川邉顕裕,泉 朋子,仲谷善雄(立命館大)
東北地方太平洋沖地震では、自治体が被災して避難所や住民台帳などの基本的データを利用できなかったために、災害派遣医療チームなどが現地に入っても、どこにどのような属性の避難者が何人避難しているかがわからず、効果的な救助・救援ができなかった。そこで本研究では、災害発生直後に、どのような避難先にどのような属性の被災者が何人程度避難しているかを、災害特性、地域特性、心理特性などの観点から推定し、災害派遣医療チームに提供することを目的としたシステムの構築を目指す。事例として東日本大震災の津波を取り上げ、実際の避難とシステムの推定の比較を行うことで、本システムの有効性と課題を明らかにした。

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